■屍の器 第三章 死人使いのカバネクラ
帝国の貴族ヴァルリモント伯爵はある日、死霊術師の八木中将から戦利品の購入を求められる。だがその戦利品は軍事機密に深く関わるもので、入手の直後から伯爵の身辺で奇妙な事件が起こり始める。中将配下の執行官、列車砲将校らが介入し ...
■大いなる冬
第三次世界大戦による環境の全面的崩壊後、人類は火星へとその住処を移していた。だが故郷を戦火で焼いてもなお、人々は戦いを忘れることはできなかった。数度にわたる全面戦争によって科学技術の水準は大きく後退する。そして、第三次大 ...
■凶銃の系譜
数多の血を啜り、鋼鉄の肌を鈍く光らせる凶銃。大戦時にナチス親衛隊の魔術師部隊・アーネンエルベが血の坩堝の中から生み出した外法の魔弾が現代日本に新たな弾道を描く。肉親を殺された少女が、復讐に燃える男が、そして歴史の闇に埋も ...
4
■血の神楽
民俗学ゼミに所属する主人公は、教授に命じられてウェブサイト作成のためにある神社を訪れた。そこで彼を出迎えたのは金髪碧眼のドイツ人美少女をはじめとする五人の美しい巫女達だった。彼は奇妙な状況に戸惑いながらも作業を開始する。 ...