■流血の秋
魔女との戦いで同僚を惨殺され、戦争神経症を患い前線から退いた剣士が居た。突出した剣技を持つ彼の才を惜しんだ軍は近衛騎士の任を解くものの首斬り役人として彼を再び剣を振るう任務に就ける。持ち前の剣技と才覚で処刑のみならず治安 ...
■血の神楽
民俗学ゼミに所属する主人公は、教授に命じられてウェブサイト作成のためにある神社を訪れた。そこで彼を出迎えたのは金髪碧眼のドイツ人美少女をはじめとする五人の美しい巫女達だった。彼は奇妙な状況に戸惑いながらも作業を開始する。 ...
■紅いシャーレ
『殺人実況、始めました』
ネット掲示板に行われたその書き込みと同時に血の饗宴が幕を開けた。機関銃を手に教室に立てこもった二人の生徒が次々と級友を凌辱し、そして手にかけていく。警察の強行突入も失敗、そのうえ ...
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■屍の器 第一章 魔女の大釜
連邦王国の占領下におかれ、圧政に呻吟する街。その地下では王国の兵士を駆逐し、街を解放せんとするレジスタンス組織が活動していた。組織は圧政を主導する王国の女総督を暗殺することを計画する。地下組織の幹部・ルクレールは組織の ...
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■凶銃の系譜
数多の血を啜り、鋼鉄の肌を鈍く光らせる凶銃。大戦時にナチス親衛隊の魔術師部隊・アーネンエルベが血の坩堝の中から生み出した外法の魔弾が現代日本に新たな弾道を描く。肉親を殺された少女が、復讐に燃える男が、そして歴史の闇に埋も ...
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■『逃亡者』
その日、高級住宅街をパトカーが巡回していた。逃亡中の重武装銀行強盗犯が付近に潜伏していることについて、警戒を促すのが目的だった。だが、それは遅きに失していた。そのときすでに、無人の建築現場には拷問の末に殺されたメイドの亡 ...