■晩夏の光景
魔女との戦いで同僚を惨殺され、戦争神経症を患い前線から退いた剣士が居た。突出した剣技を持つ彼の才を惜しんだ軍は近衛騎士の任を解くものの首斬り役人として彼を再び剣を振るう任務に就ける。その彼に、『魔女』の親子を処刑する任務 ...
■辺塞の寧日・第二章
放蕩者の貴族の死。前日に二軒の酒場を訪れていた子爵の屍体には、毒殺の痕跡が残されていた。酒場はどちらにも美貌の看板娘がいた。事件の真相を探る軍事顧問・ミューラーの前に、二人の呪われた過去が立ち現れる――
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■魔女が用いる鉄槌
古い神社に眠るといわれる呪われた宝剣。その謎に挑もうとしたある学園の郷土史研究部員は同じ学校の魔術研究部なる部活の幹部にすげなく追い払われてしまう。その矢先、宝剣とは全く別種の呪いと災厄がその牙を剥こうとしていた… ...